子育て・保育

子どもにとって、メディアは『悪影響』?【保育士が問題を分離して考える】

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子どもにとって、メディアは『悪影響』?【保育士が問題を分離して考える】

保育士歴10年以上、家庭でも子育て中です。

Twitterと音声配信アプリで、以下の内容を発信しました。

■子どもとメディア

よく聞く話かな、と思います

メディアの中にある『依存性』『中毒性』のお話です。

何でもそうなんですが、要は『使い方』だと思います

#147 子どもとメディア - カフェを開いた保育士ラジオ | stand.fm
保育士、シンガー、SASSEN公認インストラクターとして活動しています✨ 今回は『子どもとメディア』をテーマに、お話ししていきます💡 ★最新曲★ ■個人サイト ■Twitter ■オンラインショップ ■YouTube ■Instagram ...

世界保健機構(WHO)が『ゲーム障害』を正式認定し、2022年1月から発効されることとなりました。

幼い子どもにとっても「メディアは触れさせるべきではない」というのが一般的な考えとして浸透しているように思います。

僕は保育士として、賛同する部分もあれば「ちょっと偏り過ぎてない…?」と正直思う部分もあります。

今回は子どもにとって、メディアは『悪影響』なのか考えていきます。

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子どもにとって、メディアは『悪影響』なのか?

子どもにとって、メディアは『悪影響』なのか?

以前から疑問に感じていることがあります。

それは、ゲームやYouTubeなど、メディア【そのもの】が悪だと考えている方が多いのではないかということです。

シンプルに、メディアってそんなに悪いですか?

「これからは、AIの時代だ」と言われている中で、メディアが進化し続けていくことはもはや止めようがない事実です。

そこに抵抗するのは、ある意味時代を逆行するようなモノだと思います。

今回、強く言いたいのは『問題を分離する』ということ。

【メディアそのもの】が悪なのではなく【メディアの中】にある『依存性』『中毒性』を考える必要があるということを、認識しているかどうかが今回のポイントです。

問題を分けて考える

問題を分けて考える

『メディア』はこれから消えることはないですし、むしろ必要不可欠な存在です。

繰り返しになりますが【メディアそのもの】が悪なのではなく、その中にある【依存性】【中毒性】に着目すべきです。

どんな趣味でも同じですが「やりすぎ」「のめり込みすぎ」は、何かしら差し支えが出てきますよね?

『子どもとメディア』と考えたとき、対象となるメディアは『テレビ』『ゲーム』『スマートフォン』の3つが主に挙げられます。

ゲームされたことがある方なら分かると思いますが…ゲーム、楽しいですよね?

僕自身、ゲームはめちゃくちゃ好きで、それこそ保育園に通っているときからファミコンで『スーパーマリオブラザース』をやっていた記憶があります。最近は、スマホのアプリで『パワプロ』です。

それはさておき…【依存性】【中毒性】の話ですね。

大人ですら、コントロールが利かないことがあるのに、子どもがそれ以上にコントロールできるとは考えづらいです。

なので、大切なのは【コントロール】してあげることです。

メディアも楽しませてあげつつ、適度にセーブもさせる。

これが重要なところです。

上手な『使い方』『付き合い方』を見つける

上手な『使い方』『付き合い方』を見つける

ゲームが好きな身としては『メディアは悪ではない』と強く訴えたいところです (笑)

『依存性』『中毒性』に最大限配慮しつつ…適度に楽しめる【環境】【ルール】などを整えていきましょう。

【環境】でいえば、以下のようなことが考えられます。

・視界に入るところに置かない
・手の届くところに置かない
・そもそも家庭内に置かない
・親が触っているところを必要以上に見せない

手の届くところにスマートフォンがあると、ついつい触ってしまうことはありませんか?

『そもそも触れられない』環境作りが、触れ過ぎないようにする第一歩です。

【ルール】で考えると、以下のようなことが考えられます。

・時間制限をする
・食事のときは、テレビをつけない
・ゲームができる日、しない日を決める

どのメディアも魅力が詰まっていますし、上手に使いこなせば、プラスになることもたくさんあります。

親も子も、メディアに触れ過ぎていると、会話やスキンシップなど『コミュニケーション』の機会がどんどん減っていきます。

それは同時に、親子関係に必要な【愛着】だったり、会話などを通した【コミュニケーション能力】だったりが希薄になっていく可能性を指します。

テレビ、ゲーム、スマートフォンなど、楽しいモノには変わりありません。

上手な『使い方』『付き合い方』を探し、見つけた上で触れていくことが大切だと考えています。