『全日本サッセン協会』公認資格『JSA公認インストラクター』として、生涯スポーツ『SASSEN(サッセン)』の普及活動を行なっています。
ここでは『SASSEN』がどのようにして生まれ、特許を取得している『SASSEN刀』がどのようにカタチを変えてきたのか、紹介していきます。
北九州市生まれ『SASSEN(サッセン)』と『SASSEN刀』の歴史
北九州市を中心に、空手・武術・古武術・礼儀作法を指導している『風林火山武術道場』で生まれました。
『怪我をさせず、楽しく武術』を学ぶことを道場の理念とされています。
そして、特徴的なこの名前。
『颯爽(さっそう)と、風を切るさま』という意味を示す『颯然(さつぜん』
宮本武蔵の二天一流剣術『指先(さっせん)』からもヒントを得て、口にしやすいよう『SASSEN(サッセン)』という名前になりました。
「人を傷つけず、怪我をさせない武術」を望み、追及し、このスポーツは生まれました。
「傷つけない」「怪我をさせない」を可能にしたのが、このスポーツ最大の特徴である『SASSEN刀』です。
『避ける』ためのトレーニングとして発案
このスポーツを既にご覧になったことがある方は『叩き合う』イメージが強いかと思います。
しかし、元々は『避ける』ことを目的とした訓練がスタートなんです。
『SASSEN刀』の長さは、約45cm。
これは大人の肘から手先までの長さに近いモノとなっています。
相手との『間合い』を適切に読みながら、身体を動かしていきます。
試合では『瞬発力』ももちろん大切になってくるのですが『注意力』『集中力』も必要になってくるので、頭の中でも一瞬で色々なことを考えることになります。
全身運動はもちろんのこと、一瞬の間に相手と『駆け引き』ができるのも、楽しさの1つです。
『SASSEN棒』から『SASSEN刀』へ
『SASSEN』誕生後、しばらくこのアイテムは『棒』と呼ばれていました。
しかし、普及活動を進めていく中でキャッチコピーでもある『サムライの真剣勝負』と、よりリンクさせるため、スポーツとしての独自性を生み出すために正式に『刀』となりました。
『SASSEN棒(サッセンぼう)』から『SASSEN刀(サッセンとう)』へ。
なお進化を続けている『SASSEN刀』にも、歴史が詰まっています。
試作品の1つとして、エアコンや水道のホースをカットして使用したモノがあります。
強度を増すために、中に新聞紙や下敷きを入れてみたり、日本刀と同じ長さにしてみたり…当初は試合中に新聞紙が飛び出すなんてこともあったようです。
試作を繰り返すこと、100本以上。
近年のスマートフォンや通信技術の進歩によって、念願だった『センサー付き』の『SASSEN刀』が誕生しました。
センサーの位置、形状、精度。
連動する『アプリ』のアップデート。
これからも進化し続けていく要素が、無限にあります。
そして『SASSEN刀』のパワーアップと共に、試合としてのルールもその都度見直し。
『生涯スポーツ』として、これからも進化を続けていくことでしょう。
※この記事は公式サイトをもとに、個人的見解を含めてまとめたものになります。より詳しい情報をご覧になりたい方は、公式サイトや該当ページをご覧ください。
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