最近、少しずつ本を読むようになりました。
今回は子育てや保育はもちろん、人生においても役に立つな…と思った本をいくつかご紹介します。
僕が考える、これらの本を読むメリットは以下の通りです。
・子どもにどんな『声掛け』『言葉掛け』をするのが良いのか、具体的に分かる
・子育てや仕事における、ストレス軽減のヒントが見つかる
・日常生活においても知っておいて損はない、デザインの基礎に触れられる
1冊ずつ、ご紹介していきます。
現役保育士がオススメする子育て・保育の本5冊
『あたりまえ』を見直したら保育はもっと良くなる!
保育士向けの本です。サブタイトルそのままですが、足立区の保育の質が上がってきた理由が載っています。
『鼻水を拭く』『午睡』『名前を呼ぶ』などなど、1日保育をする中で当たり前のようにある出来事1つひとつに焦点を当てて、主に『考え方』が紹介されています。
適度なテキスト量、イラスト付きでとても読みやすいです。
個人的には「子ども目線って、こういうことだよな」と思えた1冊です。
極端な話、特別な保育はしなくても良いんです。
まずは目の前にある、毎日当たり前のように流れている保育を見直してみませんか?
実は危ない!その育児が子どもの脳を変形させる
子育て、保育どちらにも活かせる1冊です。
あなたは言葉掛け1つで、子どもの脳が『変形』してしまうのはご存じでしょうか?
しかも不適切な養育の種類によって、ダメージを受ける部分が違うんです。
例えば、ある関わりをすると『記憶と感情』を司る部分にダメージを、また別の関わりをすると『思考や行動』に関わる部分にダメージを与えてしまう…といった具合です。
この本では、どのような関わりが子どもにとってプラス・マイナスになるのか『脳科学』の観点から紹介されています。
ケース紹介もされているので「こんなとき、どうしたらいい?」と思う場面も、対応の仕方がイメージしやすいかも知れません。
子どもの自己肯定感は3・7・10歳で決まる
「自己肯定感が大事!」というのは、もしかしたら耳にしたことがあるかも知れません。
でもなぜ大事なのか『言葉にして』説明できますか?
こちらも脳科学の観点からの内容になりますが、こちらは『自己肯定感』にフォーカスをあてたもの。
内容はもちろん子どもに関することがメインですが、本の終盤には『お母さんの自己肯定感を高める方法』と題して、大人にもスポットを当てた章もあります。
『自己肯定感が高い』のはこれからの時代、必須になるのは間違いないと言われています。
こちらもケース紹介あり、年齢別の関わり方ありと、読みやすい構成となっています。
「全部読むのは覚悟がいる…」という方は、気になる年齢の部分だけ読むのもありかと思います。
反応しない練習
子ども相手というのは、目まぐるしく感情が動く『人』に関わるということ。
そこに全てついていこうとすると、ストレスに悩まされることも少なくないと思います。
表紙にも書いてある通り『ブッダの超合理的な「考え方」』を知ることができる内容です。
宗教的な内容ではなく、あくまで『考え方』に触れる1冊。
生きていく上では1秒たりとも切り離すことのできない『自分の感情』をコントロールするヒントが得られるかも知れません。
ノンデザイナーズ・デザインブック
「え?デザイン?」と思った方もいるかも知れません。主に保育士向けとして紹介しています。
日々の保育を写真掲示というカタチで保護者に紹介したり『おたより』など手紙を作成したりすることがあるかと思います。
この本は、デザインの『基礎』にしっかりと触れられる1冊。
頭の片隅に『基礎知識』がくっついてくれているだけで、伝えたいことが『より伝わりやすく』デザインとして表現できるようになります。
少しでもデザインして作るものがある方は、読んでおいて損はないと思います。
本を読み始めて感じたこと
結局は『大人』も『子ども』も、考える根本的な部分は一緒なんだなと思いました。
別の記事でも書きましたが『子ども』は『子ども』である前に、1人の『人間』なんだということ。
我々『大人』となんら変わりありません。
この根っこの部分が自分なりに見えて理解できてきたら、そこからは『専門的』な知識が必要になるのかなと思います。
本を読んで大切だなと思うのは『読んで自分自身がどう思うか、どう行動するか?』ということ。
読む人によって、心に突き刺さる部分って違うと思います。
僕が突き刺さった部分が、今回この記事を読んでくださった方に必ずしも突き刺さるとは限りませんし、もしかしたら何の役にも立たないかも知れません。
繰り返しですが、大切なのは『自分がどう思ったか』
勉強しつつ『自分の意見』も、しっかりと持っておきたいなと思います。
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