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うちのこうたです。
保育士経験15年以上、家庭でも2児の子育て真っ最中です。
ここ数年『成功体験』という言葉を、耳にすることが増えてきていませんか?
・そもそも『成功体験』って何?
・『成功体験』が大事とは聞くけど、どうして大事なの?
こういった疑問をお持ちの方に向けて…
・そもそも『成功体験』とは何なのか?
・なぜ『成功体験』が大事なのか?
・具体的なエピソードを1つ紹介
この流れで、僕なりの解釈と解説をしていきたいと思います。
子供だけの話かと思いきや…実は、僕たち 大人にとっても凄く大事なこと なんです。
ぜひ、今からでも『成功体験』を積む機会を増やしていきましょう。

成功体験を積み重ねることは、大げさではなく、人生が変わるキッカケに十分なり得ます!
子供の自信を育てる『成功体験』の重要性

『成功体験』とは、簡単に言うと 「できた!」という経験 です。
当てはまる具体例は、無限にあります。
・トイレでおしっこが出来た
・着替えが自分で出来た
・自分で靴が履けた
上記は子供の例です。
大人でも同じようなことが言えます。
・営業で目標の売り上げを達成した
・飲食店で提供した食事が、喜んでもらえた
・担当していた行事が、盛り上がった
具体例がいくらでも出てくることが、お分かりいただけたでしょうか。
1度 「できる」と、それが自信に なります。
『成功体験』という 過去の経験 があるから、次回同じ出来事があっても「できる」というイメージを持つことができます。
反対のことも言えます。
「できた」という 経験が無い事柄 は、未知の世界なので多少の 不安 を感じやすくなります。
『成功体験』という 経験あるかないか では、気持ち的には大きな違いがあるのです。

大人のみなさんも「これ、上手くいったなー!」ということを、ぜひ思い出したり、書き出したりしてみてください。
『成功体験』がなぜ大事なのか?

ここまでで既に『成功体験』の大切さを解説していますが、もうちょっと深掘りしていきます。
『成功体験』がなぜ大事なのか?
「できた!」という経験が 増えれば増えるほど、それだけ自信が積み重なって いきます。
『成功体験』が多ければ多いほど、困難にぶつかったときに 「自分ならできる!」という強い思いが持てる可能性が高い のです。
自己肯定感が高い証拠ですね。
こういった経験を積むためには 1つでも多くのチャレンジが必要 です。
『チャレンジ』『挑戦』がないことには、成功体験を積む機会は生まれようがありません。
あなたのお子さん、もしくは自分自身は、何かいつも新しいことにチャレンジしていますか?
チャレンジできる機会を作っていますか?
自らチャレンジしようとしていますか?
大人であれば、何でも良いと思います。『成功体験』には決まったカタチはないので、何かちょっとでも興味のあるモノに触れてみたり、始めてみたり…そんな感じで良いでしょう。
子供であれば『自分で機会を作る』というのは難しい場合もあるので『大人が機会を作ってあげる』ことも、時には大切になってきますね。
以下、ここまでのまとめです。
・『成功体験』があると自信が付く
・『成功体験』が多いと、困難なときも「自分ならできる!」と思える
・『成功体験』を積むには、様々なチャレンジが必要

成功体験の機会を得る、自己肯定感がアップする、いずれもデメリットは無いですね。
成功体験を積むためのコツ

成功体験を積むことが重要である…というのは、もう十分にお分かりいただけたかと思います。
成功体験という機会を得るためには、時に 目標設定も必要 となってきます。
この塩梅がとても大切で、例えば子供のためにと思って、色々な経験の機会を設けたところ、失敗続きで逆に自己肯定感が下がってしまった…なんてことになると、元も子も無いですよね。
上手く成功体験を積むためには、明確な コツ が存在します。
それは ちょっとの勇気と頑張りで達成できる目標 を立てることです。
我が子を見ていて、こう思うことはありませんか?
「これ、本人がちょっとやる気を出せば、出来るんじゃない…?」
高すぎない目標設定が大切です。
目標設定が高すぎると、失敗したときに「自分には無理だ…」という思いになり、自己肯定感が下がる可能性があります。
自分が上手くいくイメージが持てないので、なかなか「次も頑張ろう!」という気持ちが持てません。
一方、本人に適した、高すぎない目標設定をしていると、失敗がただの失敗ではなく 次につながるもの になります。
本人が「あとちょっとで出来そうなのに!」と思えているかどうかが大切ですね。
周りの大人が励まして、本人が「次こそは頑張るぞ!」となっているのであれば、適切な目標設定になっている可能性が高いです。
子供の興味や発達の状況を見ながら、成功体験を積むことにつながる目標設定を、ぜひ考えてみてください。
帽子が被れたエピソード

X(旧:Twitter)で以前、あるエピソードを紹介しました。
■帽子を被って「できた!」
散歩に行く前、自分で帽子を被れず苦戦するお子さんがいました。
なので、ここに手を添えたら良いとか、最後にゴムを持ったら良いとか、ちょっと手を添えながら伝えたんですね。
締めの部分は本人1人でやり「できた!」と満面の笑み
これぞ、小さな成功体験です
保育園での活動の1コマ、散歩に行くための準備をしているときの話です。
帽子を自分で被ろうとするも「できない」と言って苦戦するお子さんがいました。
状況によるのですが、僕は基本的にはまず自分で取り組んでみるように声を掛けています。
しかし、このときの雰囲気的に、それは効果的ではなさそう。
なので「ここ持ったらいいよ」などと声を掛けつつ、手も添えつつ、教えていきました。
そして、最後の部分。
あごにゴムを引っかけるところは、パチン!とならないように気を付けながら 本人の力のみで出来るように 手を離しました。
そのあとのお子さんの表情は、満面の笑み。
「できた!」「被れた!」と言って、他の先生にも声を掛けまわっていました。
僕の主観にはなりますが、そのときの様子は「自分でできた!」の気持ちが前に出ていたような気がしています。
ちょっとした大人の手伝い が『成功体験』につながることもあります。
子供は自分で成長する力を十分に持っています。
大人はちょっと手を差し伸べたり、少し背中を押してあげたり、成長を手伝う意識を持つことが大切なのかなと思います。
子供はもちろんですが、僕たち大人にとっても大切な『成功体験』
ぜひ1つでも多く積み重ねて『自信』を身に付けていきましょう。

自分に自信が無い方も、今から1つずつ地道に積み上げていきましょう!
『自己肯定感』の育て方は、年齢によって異なる

成長するについてカラダが大きくなっていくように『脳』も、着実に成長いくモノ。
いつもいつも、何でも同じ褒め方や励まし方をしていれば良いというモノではありません。
声のかけ方1つにしても、いつまでも同じことを続けていると、人間は慣れていく生き物ということもあり、だんだんと効果が薄れていってしまいます。
例えば、子供が幼い頃は「生活面に関してはとことん褒めましょう!」という考え方があるのですが、これが小学生ぐらいまでにないと効果が薄れ「要所で褒めましょう!」に変わっていきます。
声のかけ方、タイミングはもちろん、時期についても興味をお持ちの方は、ぜひ下記の書籍も参考にしてみてくださいね。

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