子育て・保育

【保育士考案】子どもの食事に対する集中力をアップする【椅子・言葉・環境】

【保育士考案】子どもの食事に対する集中力をアップする【椅子・言葉・環境】

内野こうたです。

保育士歴10年以上、家庭でも子育て中です。

Twitterとラジオで、以下の発信をしました。

#224 「子どもが食事に集中できません」 - 保育と子育てのヒント.fm | stand.fm
保育士、シンガー、SASSEN公認インストラクターとして活動しています💡 ★楽曲をリリースしました★ 『颯爽も然り』 『キミが笑ってくれるのであれば、僕はそれでかまわない。』 ■個人サイト ...

色々な要因があると考えられますが『環境』『言葉のかけ方』この2点から解説しました。

1つひとつ探ってみると、意外な発見があり、それが解決のヒントになるかも知れません。

子どもはの食事は生まれて『授乳』から始まり『離乳食』へと続いて、それも終わって…と段階的に進んでいきますね。

その中で『スプーンの持ち方』『箸の使い方』『椅子の座り方』などなど、覚えていくこと、身に付けていくこともたくさんあります。

今回は、以下の悩みをお持ちの方向けの記事となっています。

・食事に集中できず、遊んでばかりいる
・食事が終わっていないのに、ウロウロ歩き回る
・食べ終わるのに時間が掛かる

この記事が、何かしらの『ヒント』になれば幸いです。

子どもの食事に対する集中力をアップする【椅子・言葉・環境】

子どもの食事に対する集中力をアップする【椅子・言葉・環境】

タイトル、見出しにも書いていますが、今回は『椅子』『言葉』『環境』という3つの視点から考えていきます。

ご家庭によって、ダイニングテーブルを使っている、こたつテーブルのような低いモノを使っているなど、環境は様々でしょう。

ですが、それ以上に共通する部分もたくさん。

ひと口に『集中力をアップする』と言っても『何か1つ』を工夫すれば、必ずしも改善するというモノではありません。

今回をキッカケに、ぜひ『振り返り』の機会を作ってみてください。

椅子に座ったときの足・お尻・背中

椅子に座ったときの足・お尻・背中

『椅子に座る』という行為。

私たち大人であれば、どこに注目する要素があるのか…というくらい、当たり前にできる動作ですよね。

子どもにとっては、実は『体幹』つまり『バランス感覚』が求められる動きなんです。

集中できない要因の1つとして『バランスをとることに必死で、食事に集中できない』というモノがあります。

『支え』が必要な状態なんですね。

椅子に座ったとき『足』『お尻』『背中』は、それぞれどうなっていますか?

以下、チェックポイントです。

□『足』がブラブラしていませんか?
□『お尻』の位置が低すぎて、テーブルの位置が高くなっていませんか?
□『背中』が背もたれから離れていて、態勢をキープしにくくなっていませんか?

我が家で実際に取り入れている、既製品と手作りグッズを紹介します。

お尻の位置を上げるマットと、その空き箱を再利用して作った足置き
お尻の位置を上げるマットと、その空き箱を再利用して作った足置き
食事用ではありませんが、座って遊ぶことに集中できるように手作りした足置きです
食事用ではありませんが、座って遊ぶことに集中できるように手作りした足置きです

『背もたれ』部分は今回必要そうではなかったので、我が家では取り入れていません。

もし取り入れるのであれば、クッションのようなモノで代用しても良いかも知れません。

『体幹』『バランス感覚』がある程度身に付くまでは、こういったモノを取り入れて、食事に集中しやすい状態にしてあげましょう。

繰り返しが大切な『言葉』のかけ方

繰り返しが大切な『言葉』のかけ方

次のような言葉を、お子さんにかけたことはありませんか?

「早く食べなさい」
「座って食べなさい」

早く食べて欲しい、マナーを守って食べて欲しい…大人として、持っていても不思議ではない願いですよね。

『声をかけること自体』はとても大切で、ここで注目すべきポイントは【声のかけ方】【言葉の選び方】です。

「早く食べなさい」
「座って食べなさい」

これらの言葉は、いわゆる『指示』『命令』にあたる言葉です。

人間はこういった言葉を受けた時点で、瞬間的に『反発する』という脳の性質があるそうです。

『言われた内容』よりも『指示・命令された』という事実が強く印象に残るということですね。

であれば、ここでできることは【言葉を言い換える】こと。

今回の例で言えば、

「食べようね」
「座って食べようね」

みたいな言い換えになります。もちろん、言葉は変えても語気強めに言ったら、あまり意味はないですよ (笑)

同じ意味でも『声のかけ方』『言葉の選び方』を変えるだけで【受け止めやすくなる】ということを覚えておきましょう。

別の記事で『命令・禁止の言葉は、子どもにとって受け入れにくい』という内容を公開しています。

そちらも併せてどうぞ。

『環境』を整えて、余計なモノを視界に入れない

『環境』を整えて、余計なモノを視界に入れない

最後は周りをとりまく環境です。

代表的な例は『食事中、テレビは消す』がこれにあたります。

子どもは大人以上に『何かをしながら、別のことをする』というのが難しいです。

食事中にテレビが点いていたら、そちらに気を取られて食事に集中できないというのは、当たり前のことなんです。

その他の環境の整え方として、

・視界に気になるモノを置かない
・手の届くところに、おもちゃなどを置かない

などが挙げられます。

子どもは食事に集中できていないのではなく【食事以上に気を取られるモノがある】状態になっているのかも知れません。

食卓についたら一度、周りを見渡してみたり、お子さんが座っている位置に座ってみて、周りの環境を確かめてみるとヒントが隠れているかも知れません。

『まとめ』と『これから』

『まとめ』と『これから』

今回は、3つの事柄から『食事に集中する方法』を考えてみました。

椅子

以下、チェックポイントでした。

□『足』がブラブラしていませんか?
□『お尻』の位置が低すぎて、テーブルの位置が高くなっていませんか?
□『背中』が背もたれから離れていて、態勢をキープしにくくなっていませんか?

我が家で実際に取り入れているモノも、良かったら参考にしてみてください。

言葉

『指示・命令』ではなく、前向きな言葉に言い換えるのがポイントです。

「早く食べなさい」→「食べようね」
「座って食べなさい」→「座って食べようね」

同じ意味でも『声のかけ方』『言葉の選び方』で【受け取りやすさ】が変わります。

環境

視界に入るところ、手の届くところに、食事以外で集中力を持っていかれそうなモノを置かないようにしましょう。

『これから』

集中力は【時間をかけて、少しずつ身に付いていく】ものです。

色々な取り組みを始めたら、ぜひ1週間前、1ヵ月前の姿と比べてみてください。

そこで順調に進んでいればOK、そうでなければまた別の手を考えましょう。

大人にとって、子どもにとって、一番ハマるポイントが見つけられたとき、それが最も『答え』に近いやり方かも知れません。

この記事が、楽しい食事の時間を作るきっかけになれば、幸いです。