内野こうたです。
保育士歴10年以上、家庭でも子育て中です。
Twitterとラジオで、以下の発信をしました。
「あの人が好き・嫌い」「この食べ物が好き・嫌い」などなど、一度は耳にしたことのある言葉だと思います。
今回は、この『嫌い』という表現・言葉は【極限まで避けた方が良い】というテーマでお届けします。
これを実践すると、物事を『前向きに捉えられる』ようになることが、確実に増えると考えています。
『嫌い』という表現は避けた方が良い【人・事柄・職場など】
理由は2つです。
・そもそも語気が強すぎる
・物事を前向きに考えられなくなる
順番に解説していきます。
そもそも語気が強すぎる
他人から「嫌い」って言われたら、どうですか?
シンプルにショックを受けるし、傷つきますよね。
あくまで個人の感覚にはなりますが、それぐらい「嫌い」という言葉には攻撃力があると思います。
嫌いという『気持ち』を否定するつもりは全くないのですが、言葉となって表に出てくると、急に存在感が強くなります。
なので、僕は極力この言葉を使わないようにしています。
どうしても使う場合は「苦手」という言葉で代用です。
この方が意味は同じでも、語気はだいぶ弱まる気がしています。
物事を前向きに考えられなくなる
人でも、事柄でも、職場でも何でも良いのですが「嫌い」という表現・言葉を選んだ時点で、心が『シャットアウト』してしまいます。
もうこれ以上は、前向きに見ることができない。
それって、果たして良いのでしょうか…?
例えば、食べ物。ピーマンが嫌いだったとしましょう(僕は好きです)
自分で料理を作るとき、わざわざピーマンを準備しますか?
たぶん、準備しないと思うんですよね。
「嫌い」という言葉や表現を使うまでなく、そもそも『使わない』という選択。
これで十分だと思うんです。
では、人・事柄・職場が対象の場合は…?
・受け入れる
・環境を変える
ザックリですが、この2つの選択肢になると考えています。
(それぞれ見ると、もう1つ、2つは選択肢がありますが、ここではまとめて解説します)
不満や不安をいつまでも抱えるより【自分に何ができるのか】を模索していく方が建設的です。
子どもの前では避けたい表現
よく聞く言葉として
「○○くん、野菜嫌いだよね」
といったものが挙げられますが、こういった言葉もできることなら使わない方が良いと考えています。
別の記事で解説していますが『自己イメージ』(セルフイメージ)につながっていきます。
今回の例でいくと「○○くん、野菜嫌いだよね」という言葉を聞き続けて
「僕は野菜が嫌いなんだ」
という【自分に対してのイメージ】を持つことになります。
『野菜嫌い』が悪いということではなく、掛けられた言葉によって不必要に嫌いなもの、苦手なものが増えていく可能性があるということです。
『自己イメージ』について、もっと詳しく知りたい方は以下の記事もどうぞ(検索エンジンでも『子ども 自己イメージ』で上位に掲載される記事です)
『嫌い』『苦手』という気持ちそのものは、素直に受け入れて大丈夫。
だけど、わざわざ使う必要がないのに表に出してしまっていることはありませんか?
周りへの影響はもちろんですが、自分自身の考え方や意識にも関わってくることなので、言葉の選び方や表現方法は気を付けていって損はないでしょう。
『まとめ』と『これから』
『嫌い』という表現を避けた方が良い理由は、以下の2つです。
・そもそも語気が強すぎる
・物事を前向きに考えられなくなる
『嫌い』という気持ちに良い悪いはありませんが、不必要に使うことで相手に与える影響はもちろん、自分自身へのデメリットも少なくありません。
子どもにとっては、知らず知らずのうちに不必要な意識を植え付ける可能性がある…ということを念頭に置いておくと『言葉の選び方』1つひとつに向き合えるかも知れません。
たった一言、されど一言。
自分自身、相手、子ども…大げさではなく『言葉選び』は人生を左右するかも知れません。
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