子育て・保育

子育てと保育に違いはある?【違いは『視点』根本は『同じ』】

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子育てと保育に違いはある?【どちらも人間が人間にするもの】

内野こうたです。

保育士歴10年以上、家庭でも子育て中です。

Twitterとラジオで、以下の発信をしました。

#127 「保育と子育てに、違いを感じますか?」 - カフェを開いた保育士ラジオ | stand.fm
保育士、シンガー、SASSEN公認インストラクターとして活動しています✨ 今回は『保育と子育てに、違いを感じますか?』をテーマに、お話ししていきます💡 ■個人サイト ■Twitter ■オンラインショップ ■YouTube ■Instagr...

『子育て』と『保育』という2つのキーワードを並べて、改めて意味を考えてみる。

そして、根本的なところで僕が考えているものを書き出してみました。

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『子育て』と『保育』に違いはあるのか?

『子育て』と『保育』に違いはあるのか?

まずは、辞書を引いてみましょう。

『子育て』
子供を育てること。育児。

goo辞書より

『保育』
1 乳幼児を保護し、育てること。
2 乳幼児の心身の正常な発達のために、幼稚園・保育所などで行われる養護を含んだ教育作用。

goo辞書より

明確な違い、感じますか?

例えば『家庭』と『保育園』だと、そもそも『環境』が違うので、やりやすいこと・そうでないことがあるという部分はあります。

しかし、どちらでも再現できないことがあるかと言われれば…そう多くはないでしょう。

と言いつつも『子育て』と『保育』の違い…と言われると、おそらく以下の2つを比べたときの話が大多数でしょう。

・家庭で子どもを育てること
・保育園で子どもを見ること

保育士を仕事にしつつ、家庭で子育てをしている僕が感じることを、以下に書いていきます。

違うのは『視点』根本的な部分は『同じ』

わざわざ切り離して考えなくていい

違うのは『視点』根本的な部分は『同じ』

これが僕が感じていることです。

家庭では我が子だけを、保育園では多数の子どもを相手にするので必然的に『視点』は変わってきます。

『子どもと接する』という点においては、根本的な部分は『同じ』だと感じています。

例えば、身のまわりのことと言えば『食事』『トイレ』『着替え』が挙げられますね。

僕は保育士なので保育園の話になりますが、これらが自分で出来る力を身に付ける手伝いをする…いわゆる『自立』を促す関わりをしていきます。

↑のように文章に書くと「お、専門職っぽい」と思う方もいるかも知れません。

ですが、ご家庭でも【既に同じことをしている】んですね。

ただ保育士は『専門的に』学んでいるので、時にはご家庭にアドバイスできることがあります。

【やっていること自体は、同じ】

と考えると、子どものために出来ることは【情報共有】です。

「ご家庭では、どんな感じですか?」
「保育園では、どんな感じですか?」

一見、よくありそうな会話ですが、このやりとりこそが子どもにとって『よりよい成長を促す』キッカケになるんです。

家庭と保育園、どちらも『自立』に向けての関わり方を確認・できるだけ統一していくことで、子どもの成長もよりスムーズに促すことができます。

情報を共有するには【対話】が1番です。

子どもとコミュニケーションをとることが大切なように…大人になっても、コミュニケーションは切っても切り離せない、大切なモノだと言えますね。

人間が人間にするもの

人間が人間にするもの

ここからは、僕個人による一方的なメッセージです (笑)

保育は『大人』が『子ども』にするものと考えがちですが、ここで今回僕が1番お伝えしたいことが次の1文です。

それは【保育は『人間』が『人間』にするもの】ということ。

あくまで『意識』の問題なのですが『大人』『子ども』という考え方をすると、どうしても無意識に『上下関係』『立場関係』が出てくることがあります。

つまり「私が上で、あなたが下」

子どもを『子ども扱い』するということは、ある意味『見下す』行為が含まれてしまうということです。

よく『尊重する』という言葉を聞きますね。

『尊重』
価値あるもの、尊いものとして大切に扱うこと。

goo辞書より

子どもは大人に比べると『経験』が圧倒的に少ないので、できないことがあって当然です。

『心身の成長』という点においても、真っただ中。

そんな中で、大人が子どもの成長を『手助けする』というのは、ごく自然なことだと言えますね。

それはあくまで『できないから、やってあげている』のではないということ。

『子ども』ではなく、1人の『人間』という見方をすれば、1つ言葉を掛けるにしても言葉の選び方が変わってくるはずです。

一見、当たり前のように感じる部分もあるかも知れませんが、改めて考えることでお互いの信頼関係も更に深まることでしょう。