保育士歴10年以上、家庭でも子育て中です。
先日、以下のツイートをしました。
■信頼されたいなら、信頼する
子どもに対しても、大人に対しても心掛けていることです
初めて受け持つ年長クラスのときに、意識し始めました
「話を聞いてもらいたいなら、まずは自分が相手の話を聞く」 これを心掛けるようになってから、人付き合いも心地良いことが増えた気がします
『大人 対 大人』の世界でもそうですが『信頼関係』が築けると、何事も円滑に進むことが多いです。
反対に築けていないと、上手くいかないことが増え、悪循環が生まれる恐れがあります。
・子どもと信頼関係を築くには、何を意識したら良いのだろう?
今回は、この1点に焦点を当てて、僕なりの解説をしていきます。
子どもとの信頼関係を築く、たった1つの方法
それは【まずは自分が、子どもを信頼する】ということです。
「信頼されたいなら、先に信頼しましょう」ということですね。
極端な話ですが、自分のことを明らかに嫌っている人を信頼できますか?
部分的にリスペクトできるというのはあるかも知れませんが、それは「こちらからの」一方通行。
【お互いが】信頼できないと、それは『信頼関係を築けた』とは言えないのです。
相手に信頼してもらえるようになるには…色々な方法が考えられます。
大きな成果を残す、相手が喜ぶことをする、など。
場合によっては、ハードルが高いモノもあるでしょう。
1番手っ取り早く、シンプルなのが【まずは自分が、相手を信頼する】です。
そして、次に大切なのが【毎日、その気持ちを積み重ねる】こと。
ある日突然、相手から信頼を得られることなんて、なかなか考えられません。
相手を信頼していれば、相手に対する【自分の行動】も変わってきます。
相手を変えようとせず、自分が変わる。
これが『信頼関係を築く』近道かも知れません。
返報性の法則
心理学で『返報性の法則』と呼ばれるものがあります。
簡単にまとめると「何かしてもらったら、お返ししたくなる」というものです。
誰かにすごく親切にしてもらったとき、何かお礼をしたいなと思ったことはありませんか?
反対にいつも嫌がらせをしてくるのに、良くしてあげようと思えることってあるでしょうか?
それどころか、何か仕返しを…と考えてしまうこともあり得ます。
シンプルですが、この法則が【日々、積み重なっていくこと】を頭の片隅に入れておくと良いかも知れません。
人間1人ひとりの性格は違いますが、誰にでもこの『返報性の法則』は当てはまります。
どのくらい当てはまるかは人それぞれですが、少なからず誰にでもこの法則が当てはまる部分があることを、把握しておいて損はないでしょう。
ある意味、脳をだます?
僕は保育士なので、保育士としての例を出します。
ぜひ、あなた自身が保育士だと思って想像してみてください。
年齢は4~5歳ぐらいのクラスにしてみましょう。
あなたは、20名子どもがいるクラスの担任です。
『先生』と『子ども』という関係ではありますが、もっと大きく言うと『人間』対『人間』です。
目の前にいる20名の『人間』が、全員あなたと『相性バッチリ』ということはあり得るでしょうか?
『無い』とは言い切りませんが…正直、難しいところです。
しかし、20名全員から『信頼』されていないと、色々不都合なことも起こるでしょう。
何か提案をしたときに聞き入れてくれない子がいる、全員で何かに取り組みたいのに輪に入ってくれない子がいる…これでは困ります。
先に「信頼されたいなら、先に信頼しましょう」と書きました。
相手を信頼「できる・できない」ではなく「信頼する」一択に意識を変えてしまいます。
頭の中で考え続けてもいいですし、言葉に出してみてもいいです。
これを繰り返していく内に【脳】がこの考え方をインプットしてくれます。
『思い込み』の力…ある意味『自己洗脳』のようなものです。
ここでのたとえは『保育士』だったので、言い換えると『仕事』の中での話です。
実際、仕事の中でもそうなのですが、プライベートでは別だと考えています。
例えば、嫌いな人・気が合わない人がいたとします。
わざわざ『自己洗脳』してまで関係性を築く必要はあるでしょうか…?
そこは自分で『選択』して、今後の付き合いをどうしていくか考えるべきですね。
少し話は逸れましたが、これが僕なりの『信頼関係』の築き方です。
参考になれば、幸いです。
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