保育士歴10年以上、家庭でも子育て中です。
散歩に行くとき、ショッピングモールに行くとき、家族で旅行に行くとき…様々な場面で、大人と子どもは手をつなぐことが多いですね。
よく見かけると思います。
この『手をつなぐ』という行為1点に着目し、僕なりの考えを紹介します。
ちなみに僕は、仕事柄もありますし、家庭にも子どもがいるので、手をつなぐことは多いです。
今回は『手をつなぐ』という【行動】ではなく『手をつながない』という【意識】がポイントになります。
手を『つながない』という考え方
前述のとおり、僕は仕事でもプライベートでも、子どもと手をつなぐことは多いです。
お子さんのいるご家庭なら、日常的にあり得ることでしょう。
ちなみに…あなたは子どもの手を握っていますか?
それとも、自分の手を握らせていますか?
車通りが多いなど危険があるとき、人混みで迷子にならないようにするとき、こういったときは僕も手を『握ります』
大人が子どもの手を握って歩くとき…向かいたい方向は、子どもと一致しているでしょうか?
もしそれが、子どもの気持ちと一致していないものであれば、単なる『連行』になっているかも知れません。
大人が子どもの手を握って、腕を引く。
のではなく、子どもから大人の手を握って、歩幅を合わせて歩いていく。
これが『手をつながない』という『手のつなぎ方』です。
そもそも、なぜ手をつなぐのか?
子どもと信頼関係を築き、子どもの安心感を育むには『ふれあい』が欠かせません。
手をつなぐのも、その1つ。
前述の通り、車通りが多いなど危険があるとき、人混みで迷子にならないようにするとき、こういったときは『安全のために』手をつなぐことも、もちろんあります。
まとめると以下の通りです。
・子どもとの信頼関係を築く
・子どもの安心感を育む
・事故や怪我など、危険の防止
もし今、手をつないでいるとしたら『何のために手をつないでいるのか』を考えてみると、たった1つの行動ですが、何か感じるものがあるかも知れません。
子どもは「手をつなぎたい」と思っているのか?
『連行』になっているかも…という話をしました。
大人が強制的に手を握り、腕を引いて誘導しているとしたら、そこに『信頼関係』や『安心感』といったものは生まれにくいと考えます。
「パパやママと、手をつないでいれば大丈夫、安心」と子どもが思えているかがポイントです。
とはいえ、危険防止の役目も果たしてくれる『手をつなぐ』という行為。
時には、子どもの意志と反して手をつながないといけないときもあるでしょう。
そのときは、理由を伝えることが大切です。
「車がたくさん通るところだから危ない」
「人がいっぱいいるから、迷子にならないように」
などなど、子どもの年齢・成長に合わせて理解しやすい言葉で知らせます。
そこから『信頼関係』や『安心感』が生まれることも考えられます。
『手をつなぐ』という日常的で、よくある光景。
あなたは今、何のために手をつないでいますか?
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