
保育士歴10年以上、家庭でも子育て中です。
Twitterと音声配信アプリで、以下の内容を発信しました。

「自分が思っていることが、相手に上手く伝わらない」
それはもしかしたら、相手が自分と同じ【情報】を持っていないだけかも知れません
情報が共有できれば、理解してもらえる可能性がグッと高まります
タイトルに『夫』と付けていますが『子ども』『親』『職場の同僚』など、誰が相手であっても共通する内容です。
自分が思っている以上に『頭の中で考えていること』を【そっくりそのまま】相手に理解してもらうことは、難易度が高い話。
もし「自分の話が伝わってない気がする…」と思うことがあるとすれば、何かしらのヒントになるかも知れません。
夫に話が伝わらない理由は、3つの可能性

・伝わるのが『当たり前』だと思っている部分があるかも
・自分が持っている『情報』を相手が持っていないのかも
・『自分』の伝え方に、改善点があるかも
親しい相手、近しい相手であればあるほど、
「こんな感じで話しておけば、伝わるだろう」
と意識・無意識を問わず、どこか雑に話をしてしまっているかも知れません。
それはある意味『信頼感』から来ているモノかも知れませんが、伝わらないモノは伝わらないモノです。
そこに気付かず『不満』だけが募っていって…そのまま『感情』をぶつけてしまうということもあるかも知れません。
誰が相手でもそうなりがちなのですが、付き合いが長くなってくると「なんとなく」の【ニュアンス】でついつい伝えてしまいがちです。
本当に伝わっている内ならいいのですが、ちょっと伝わってないかも…と感じることが続くようであれば、伝わるのが『当たり前』という領域を超えてしまっている可能性があります。
改めて1つずつ丁寧に順を追って話してみるということを、してみてもいいのかも知れません。
自分が持っている『情報』を相手が持っていないのかも

僕は『鬼滅の刃』が好きで、アニメ・映画も観たし、漫画も全巻買いそろえています。
そんな僕が、この作品を『全く知らない人』に対して熱く語りだしたところで、面白さや魅力はイマイチ伝わらないでしょう。
それは何より、相手が作品の『情報』を持っていないから。
いくら熱く語られてもピンと来ないんです。
また、僕はこのブログやSNSを通じて、保育や子育てに関する情報発信をしています。
過去に「命令語や否定語は避けて、肯定的な言葉を使いましょう」といった内容のモノを発信しました。
その『内容』まで、相手に伝えていれば納得感は得られるでしょうが、前述の「命令語や否定語を~」だけを伝えても、きっと上手く伝わりません。
「なぜ命令語や否定語を避けた方がいいのか」「なぜ肯定的な言葉を使った方がいいのか」といった【情報】が相手に無いからです。
つまり、相手に何かを伝えるときは『自分が持っている情報』を【相手も持っているか】を探った方が、コミュニケーションが上手くいく可能性が高まるということです。
伝え方を一歩間違えれば、単なるマウントにもなりかねません。
『自分』の伝え方に、改善点があるかも

ここからは、起点を『相手』ではなく【自分】に向けていきます。
個人的には、ここが一番大切なポイントだと考えています。
『相手が理解してくれない』ではなく、相手が理解できる伝え方を『自分ができていない』という風に考えます。
何かネガティブなことがあったとき、原因を『外側』から探ろうとすると「あの人が悪い」「この環境が良くない」などといった感情が芽生え、生む必要がなかったトラブルを起こしてしまうかも知れません。
原因を探るときは、あくまで『内側』つまり『自分自身』に目を向けます。
これは何か起こったときに『自分が悪い』と考えるモノではなく【自分にできることは、他にないか】と考えるというモノです。
対象が自分なので【外に敵を作りません】
相手に何かを求めるよりも、自分を磨く方に力を注いだ方が、未来の自分の人生がきっと豊かになるはずです。
伝わるようになるヒントは『自分』の中にある

不特定多数の方を相手にすることが多い場合【相手によって】伝え方を変えていくのもポイントです。
目の前に10人、話を聞いてくれるがいたとして、同じ伝え方をしても【伝わり方は人それぞれ】
上手く伝わってないなと感じたときは…
・ニュアンスで伝えてしまっていないか
・自分が持っている情報を、相手も持っているか
この2点を意識するだけで、自分の思い・考えが、より正確に相手に伝わるようになります。
今回書いたようなことを、毎回の会話で意識するのはきっと疲れると思います (笑)
なので、時間に余裕があるとき、心に余裕があるときから、意識して取り組んでみてください。
人間は『慣れる』生き物です。
何度かやっている内に、自然とできるようになります。
今回の記事が、読んでくださった方の何かしらのヒントになれば幸いです。
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