保育士10年以上、家庭でも子育て中です。
今回は子育てに対して、少しでも『不安』『悩み』がある方向けに、僕なりのヒントを書いてみます。
ちょっとでも、気持ちが楽になったら幸いです。
子育ては頑張らなくていい【不安と上手に付き合いましょう】
そもそも『不安をなくす』という発想を、なくした方が良いかも知れません。
子育て・育児においての『不安』『悩み』は、少なからずずっと付きまとってくると思うからです。
どうせずーっと付きまとってくるなら…というところから『上手に付き合ってみる』に方向転換。
不安と付き合うことを続けていくうちに、気付いたらそれに慣れて、もはや『不安』という捉え方は消えるか弱くなります。
↑こうやって言い切っているのも、理由があります。
過去に『すごく嬉しかった経験』『とても悲しかった経験』なんでも良いので、1つ思い浮かべてください。
そのときにあった『感情の大きさ』って、いま現在も続いていますか?
たぶん、全く同じってことはほぼほぼ無いですよね。
『感情』は時間が経てば、落ち着いてくるものです。
今はインターネットで検索をすれば、何でも情報が出てきます。
本でも同様なのですが、新しい知識を入れたり、考え方を変えたりするだけでメンタル面も良い方向に変化する可能性があります。
ただ、それだけで目の前の状況が変わるわけではありません。
変化には『時間が掛かる』こと、何より『地道』であることを、いつも胸に秘めておくことも大切です。
どんなに頑張っても、99点にしかならない
『子育ては頑張らなくていい』という話になったとき「60~70点ぐらいで良いですよ」という言葉を聞いたことがありませんか?
ここでの話は、それとニュアンス的には同じ考え方になります。
そもそも何をもって『完璧』『100点』というのか…というところ。
基準が分からないし、ゴールも見つかりません。
どちらかというと、子どもがどうこうというよりは『自分自身が』『納得』できるかというところに、欲しい答えに近いモノがありそうです。
僕が今のところ、色々考えてしっくりきたフレーズは『どんなに頑張っても、99点にしかならない』です。
そもそも『完璧』『100点』なんて存在しないんだ、という考え方。
次に考えておきたいのが『比べない』ということ。
『他人と自分を比べない』『子ども同士を比べない』
比べると「ウチの子の方が、よく出来ている」という『優越感』や「私より、あのママの方が子育て上手…」という『劣等感』が生まれがち。
人間なので、瞬時に無意識的に、比べてしまうこともあると思います。
比べたとしても「ここは真似してみよう」「自分ならこうしてみるかな」といった感じで『参考』にする程度に留めておきましょう。
『比べる』行為は、結局時間のムダになることが多いです。
『頑張らない』という頑張り方
あくまでも、僕の考え方です。
「自分、いま頑張ってる!」と思うと、満足したような気になってしまうんですよね。
物事が終わったあとに「頑張ったな」と思うことはありますが『自分に向けて』そういう思いは持たないように心掛けています。
そもそも「頑張ろう!」って思った時点で、疲れるの確定で、スタート地点で疲れてしまうような気がするんです。
『頑張る』とエネルギーを使います。
できることは限られているから『できる範囲』で『できることを確実にやる』ぐらいのスタンスが、精神的にも疲れすぎず良いのかなーと思います。
それでも「もうちょっと、どうにかしたかった」という思いがあるなら『これから何ができるか』『どう工夫ができるか』を考えたら良い。
悩んだり不安を抱えたりしても、結局のところ、前に進む以外の選択肢はありません。
子育ては頑張らくなくて良い。
不安と上手に付き合っていく。
そして何より『楽しんで』毎日過ごせることが、誰でもない『自分のため』になります。
自分が楽しめれば、子どもにとってもプラスになる。
まずは、自分自身が楽しむことが大切です。
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